自分で上手に塗るためのポイント

日曜大工が趣味で休日を使って自分のペースで塗り替えてみたい、思っている方へ。
しかし、材料の使い方がわからない、作業の仕方がわからないということが多いと思います。
そんな方に簡単なアドバイスをさせていただきます。

素材や用途に適した塗料を選ぶこと
塗料には使い道や目的によって、様々な種類があります。誤った使い方をすると、きれいに仕上がらなかったり、あとで下からサビが出たり、塗料が剥がれたりします。

塗料に適したうすめ液を使うこと
うすめ液は、塗料が濃すぎて塗りにくいときにうすめたり、ハケを洗うときや、うっかり付けた塗料を落とすために使います。
誤ったうすめ液を混ぜると、塗料が溶けなかったり、本来の性能が発揮できません。

 塗装用具は用途に適した道具を選ぶこと

どれも同じに見えますが、ハケには塗料の種類によって、適した毛質があります。ローラーにも塗料や塗る場所に応じた毛の種類と長さがあるのです。良い道具を使えば、仕上がりもきれいになり、作業能率もグンとよくなります。

 天気の良い日に塗装すること

雨の日や湿気の多い日に塗装すると、乾きにくかったり、表面が白く濁ったりすることがあります。
また、気温が低いときは乾きにくくなります。塗装はできるだけ天気の良い日を選び、冬は日中に塗るようにしましょう。

 風通しを良くし、塗装すること

塗装するときは風通しの良い所で塗装してください。
閉めきっておくと、乾燥しにくくなり、臭いがこもったり気分が悪くなったりすることがあります。
室内の塗装の場合は、特に換気に注意しましょう。

 下地の清掃は丁寧に

塗装の前には、よごれ・はがれた古い塗膜・サビ・油分・カビなどはきれいに落とし、良く乾燥させ、清潔な状態にしてください。
そのまま塗ると、剥がれたり、汚れがしみ出てきたりします。

 マスキングテープを使うと綺麗に仕上る

きれいに塗装するコツはマスキングテープにあり。
見切りがしっかりしてプロ並のきれいな仕上がりになります。
塗料がついてはいけないところは、マスキングテープや新聞紙でおおいましょう。

 塗料は十分に攪拌すること

容器の底に成分が沈澱している場合があります。
使用する前には棒などで容器の底までよくかきまぜて、色を均一にすることが大切です。
缶スプレーも、中のビー玉がカラカラ音がするまでよく振ってから使いましょう。

 2~3回に分けて塗ること

塗料は一度に厚く塗ると表面だけが乾いて中が乾かない状態になります。
これはチヂミ・シワ・ヒビ割れ等のトラブルの原因になるので、くれぐれも一度に厚く塗らないようにしましょう。
そして十分に乾いてから塗り重ねていってください。

刷 毛 の 使 い 方

 使用する前に

いくら良い刷毛でも、使い始めは毛が少し抜けてしまいます。
塗装中に毛が抜けないように、
①よく揉んで
②サンドペーパーやコンクリート面などに刷毛をなでつけるようにすると抜け毛がきれいに取れます。
この作業を怠ると塗装面に抜け毛がついて仕上がりが汚くなります。

刷毛の持ち方・動かし方

刷毛はあまり強く握らず、柄の中心よりやや上を持ちましょう。
塗料を狙った面に塗り広げ、最後に1方向から刷毛目を揃えて仕上げましょう。
乾きの速い場合は一定方向にすばやく塗って仕上げましょう。

塗料の含ませ方

毛を全部塗料につけるのではなく、根元から3分の1くらいまでは塗料を付けないのがコツです。その後、タレないように容器の端で軽くしごき、余分な塗料を落としてください。

刷毛のあとしまつ

刷毛を何回か使う場合には、刷毛に残っている塗料はヘラなどで取り除き、新聞紙などにこすりつけて落としてください。その後、使ったうすめ液でよく洗い、毛に癖がつかないようにぶら下げた状態で保管してください。


ロ ー ラ ー の 使 い 方

ローラーの使い方

ローラーは刷毛に比べて、誰でも簡単にきれいに塗れる便利な道具です。塗料にローラーを浸し、転がしながらよく馴染ませます。ローラーをローラーネットで数回転がして、余分な塗料を落とします。塗装面にローラーを軽く乗せ、ローラーをW字に動かし、なるべく塗料が均一な量になるようにします。仕上げにローラーの幅の1/3ほどを重ねながら、1方向に塗っていきます。塗料が塗装面に転着したら徐々に力を入れて転がすのが美しく塗るコツです。

※ご自分で塗装をお考えの方へ

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